WindowsでPythonを始める – インストール手順と基礎知識

Pythonは、機械学習、Web開発、自動化など、さまざまな分野で活躍する強力なプログラミング言語です。今回は、WindowsでコマンドプロンプトやPowerShellを利用しながらPythonをインストールする手順を、初心者にも分かりやすく解説します。また、環境変数(PATH)への登録の重要性についても説明します。

1. Pythonのダウンロード先

Pythonの公式サイト(https://www.python.org/)では、Windows版の最新版が提供されています。

  • 公式サイトからダウンロードする場合:
    公式サイトにアクセスし、「Downloads」メニューからWindows向けの最新版を選びます。
  • Microsoft Storeからインストール:
    Microsoft Storeからもインストール可能ですが、ここでは公式インストーラーを用いた方法を中心に説明します。

2. インストールの準備と実行

ダウンロードしたインストーラーを起動すると、以下の画面が表示されます。

2.1. セットアップ画面の確認項目

  • Use admin privileges when installing py.exe:
    このオプションは、Pythonランチャー(py.exe)をインストールする際に管理者権限を利用するかどうかを選択する項目です。管理者権限でインストールすると、システム全体での利用がスムーズになりますが、必要に応じて選択してください。
  • Add python.exe to PATH:
    このオプションにチェックを入れることを強くおすすめします。
    なぜPATHに追加するのか?
    • コマンドプロンプトやPowerShellで「python」と入力するだけで、どこからでもPythonが起動できるようになります。
    • インストールディレクトリを毎回指定する手間が省け、パッケージ管理ツール「pip」も問題なく利用可能となります。

2.2. インストールの実行

  1. チェック項目を確認後、「Install Now」をクリックしてインストールを開始します。
  2. インストールが完了するまで、画面の指示に従い待ちます。

3. インストールの確認

インストール後、以下の手順でPythonが正しくインストールされているか確認します。

  1. コマンドプロンプトの起動:
    スタートメニューやシステムツールから「コマンドプロンプト」を開きます。
  2. バージョン確認:
    コマンドプロンプトに「python」と入力してEnterキーを押します。
    正しくインストールされていれば、Pythonのバージョン情報が表示され、インタラクティブシェルが起動します。

4. 追加情報と関連事項

PATHの重要性

環境変数PATHにPythonのインストールディレクトリを追加することで、どのディレクトリからでもPythonコマンドが実行可能になります。

  • 利点:
    • コマンドラインで直接「python」と入力して実行できる
    • スクリプト実行やpipでのパッケージ管理が容易になる
  • 注意点:
    • 複数のPythonバージョンがインストールされている場合、PATHの設定が競合する可能性があるため、バージョン管理に注意する必要があります。

仮想環境の活用

Pythonでの開発を行う際は、プロジェクトごとに仮想環境(例えば、venvやconda)を作成することをおすすめします。

  • 理由:
    • パッケージの依存関係をプロジェクトごとに分離できる
    • システム全体に影響を与えず、安心して環境を構築できる

pipによるパッケージ管理

pipはPythonに標準で付属するパッケージ管理ツールです。インストール後、次のようにして必要なライブラリをインストールできます。

pip install ライブラリ名

このコマンドを使うことで、機械学習やWeb開発に必要なライブラリを簡単に追加できます。

まとめ

今回の手順では、WindowsでPythonをインストールする基本的な方法と、環境変数PATHに追加する理由、さらに仮想環境やpipの基本についてもご紹介しました。これにより、コマンドプロンプトやPowerShellを利用して、快適にPythonを始められるようになります。皆さんもぜひ実践し、自分のプロジェクトで活用してください。

以下は2020年6月の記事
表記などが新しいバージョンでは違うため記事は残しておくことにします。

みなさんこんにちは。最近クラウドサービスを利用していてもコマンドプロンプトやPowerShellを使用するツールが必要になります。そこで本日はコマンドプロンプトを使用するpythonをwondows10にインストールします。pythonの詳しい説明は割愛しますが機械学習など便利なことができるようになります。私の目的は単調な作業を自動化するために必要となりました。

それではpythonがダウンロードできるサイトにアクセスしましょう。
https://www.python.org/
にてwindows版の最新版をダウンロードします。

Microsoft Storeでもインストール可能です。

ダウンロードしたファイルを実行します。
セットアップ画面の下にある項目を確認します。
Install launcher for all users(recommended)はwindowsを使用するすべてのユーザーにインストールするかなのでチェックを外しました。
Add Python 3.8 to PATHはチェックを入れました。環境変数にパスを追加してくれるのでコマンドプロンプトでpythonがインストールされているフォルダにCDコマンドで移動して実行しなくて済みます。その後Install NOWをクリックしてセットアップのプロセスが終了するまで待ちます。

インストールを終えたら動作確認してみます。
コマンドプロンプトをWindowsシステムツールから起動します。
pythonと入力してエンターキーを押しましょう。
バージョンが表示されれば正常にインストールされたことになります。

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