以前、楽器のパートを確認できる再生ソフトを紹介しました。
本日は、mp3のような音楽ファイルからAIによってドラム、ベース、ボーカルを取り出すツールを紹介します。DemucsといってMeta(旧Facebook)によって開発されたオープンソースのプロジェクトです。GitHubが存在しており、記述によるとpythonを使用して何かしらやるらしい。
GitHub - facebookresearch/demucs: Code for the paper Hybrid Spectrogram and Waveform Source Separation
Code for the paper Hybrid Spectrogram and Waveform Source Separation - facebookresearch/demucs
しかし、これは困難そうです。そこで、ページの中に、Windowsで使えるGUIなツールへのリンクがあるのでこちらを試します。
Demucs GUI
Demucs GUI: Free software download for windows, osx.
このPCはGPUではないので、CPU版をダウンロードしました。解凍するとフォルダの中に「Demucs-GUI.exe」という実行ファイルがあるので起動します。「Load model」をクリックしてしばらく待ちます。するとPCのデバイスが表示されます。
「Brows File to Separate」をクリックして、分離したい音楽ファイルを選択します。
この作業はPCが5年くらい前のものなので、時間がかかりました。「Separation」は音楽ファイルによって工程の数に違いがありました。
分離されるファイルは、選択してきた音楽ファイルと同じ場所に、フォルダ付きで作成されます。
このフォルダ内には次のファイルが作成されているはずです。
bass.wav、drums.wav、other.wav、vocals.wav
次は、これらの4つのwaveファイルを同時に聴いたり、ソロで聴いたりすることが可能な再生ソフトで読み込みます。Audacityが便利で高性能なソフトです。