楽天RSSでセルが参照できないのでVBAを利用した。

みなさま、こんにちは。
株式のポートフォリオ管理にエクセルを活用されている方も多いと思います。私自身、日々の持ち株の動向を把握するため、エクセルを主要な管理ツールとして利用しています。しかし、管理対象の銘柄数が増えると、手作業での更新や入力は非常に手間がかかるものです。そこで、セル参照を自動的に処理できる仕組みとして、VBAを使った簡単な自動化を試みました。

背景と課題

従来、エクセル上で日経225採用銘柄のコードをセルA2以降に入力し、アドインを通じて個別に登録する方法が主流でした。しかし、RSS関数などの標準関数は、セル参照に対応しておらず、直接的な参照結果が得られないという制約がありました。このため、複雑なデータの更新作業を効率化するために、VBAの導入が求められたのです。

VBAを活用した自動化の利点

プログラミングに自信がない方でも、以下の理由からVBAの利用はおすすめできます。

  • コピペで簡単実装
    複雑なコードを一から理解する必要はありません。既存のコードをコピー&ペーストするだけで、手軽に自動化が実現できます。
  • セル参照の柔軟性
    最近では、マーケットスピード2のようにセルの参照が可能な機能も登場しており、エクセル上でのデータ連携が一層スムーズになっています。
  • 効率性の向上
    数百銘柄、あるいは数千銘柄の管理も、手作業ではなく自動化により迅速かつ正確に行えます。
  • 拡張性
    VBAを利用すれば、定期的なデータ更新はもちろん、予め設定した条件に応じたアラートやグラフの自動作成など、さまざまな機能を追加することが可能です。

具体的な利用シーン

実際の活用例としては、以下のような場面が挙げられます。

  • 定期レポートの自動作成
    毎週または毎月、保有銘柄のパフォーマンスを自動的に集計し、グラフ化することで、投資判断の資料として利用できます。
  • リアルタイムデータの連携
    マーケットスピード2などとの連携により、リアルタイムの株価情報をエクセル上に反映し、瞬時に状況を把握することができます。
  • リスク管理とシミュレーション
    VBAでリスク管理用のシミュレーションツールを構築すれば、異なるシナリオ下でのポートフォリオの変動を簡単に試算でき、事前の対策が可能になります。

導入の一例

今回、私が利用しているVBAコードは、銘柄コードの一覧を自動的に読み込み、必要な情報を取得する仕組みを実装しています。難しい専門用語や複雑なアルゴリズムに煩わされることなく、シンプルなコードで十分な成果を上げることができる点が魅力です。初心者の方でも、コピペによる導入で実用的な自動化環境が整います。

最後に

現代の投資環境では、情報の即時性と効率性が求められます。エクセルとVBAを組み合わせることで、日々の運用がより戦略的かつ迅速に行えるようになるだけでなく、将来的な拡張性も大きなメリットです。ぜひ、この手法を活用し、ご自身の投資管理に役立てていただければと思います。

【ダウンロード先】
https://minokamo.tokyo/youtube/

以下は2020年7月の記事です。今はマーケットスピード2のRSSでセルが参照できるのですが当時はVBAが必要だったんですねぇ。

みなさんこんにちは。
自分の持ち株などを管理するのにエクセルを使っています。管理する銘柄が多くなると必須アイテムである。ただセルを参照して結果が得られないのでVBAを利用することとしました。私は決してプログラムが得意というわけでもなくだれでもできると思うので最後までお付き合いください。

今、日経225採用銘柄のコードをセルA2から記述してあります。通常はエクセルのアドインから一つ一つ登録していく必要がある。

このRSS関数がセルを参照してくれればマクロを使用することはないが参照ができないのです。エクセルのマクロを使わずに置換や関数などの知識を駆使すればできないこともないとは思う。
しかし、VBAのちょっとしたコードを使用すれば前者より簡単である。ひとつひとつ用語を理解しなくてもコピペで十分なのです。

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