クラウドに作成したLinuxの仮想マシンに容易にApache、MariaDB、PHP、Perlをインストールします。通常は１つ１つインストールしますが、パッケージになったものをダウンロードして労することなくインストールします。
今回はOracle Cloudに作成したCentOS8にインストールします。他のlinuxや、他のクラウドサービス（gcp、azure、aws）でも同じであると思います。
そのためにはBitnamiを利用します。Bitnamiとは、Webアプリケーション、ソフトウェアスタック、および仮想アプライアンス用のインストーラーまたはソフトウェアパッケージのライブラリです。
bitnamiにアクセスしてアプリケーションをクリックします。
https://bitnami.com/
クラウドで使用するため、Win、Mac、Linuxタブをクリックします。Single Tierなどでもいいかもしれません。今回はDrupalを選択しましたが、下の方にLAMPもあります。Linux版をダウンロードせずに右クリックしてリンクを取得します。
仮想マシンにSSH接続してWGETコマンドで先ほどのリンクアドレスのものをダウンロードします。
その後、このファイルに実行権限を付与してインストールします。
cd /tmp
wget https://bitnami.com/redirect/to/1381032/bitnami-drupal-9.1.5-0-linux-x64-installer.run
sudo chmod +x bitnami-drupal-9.1.5-0-linux-x64-installer.run
sudo ./bitnami-drupal-9.1.5-0-linux-x64-installer.runエラーが発生しました。
CentOS8はサポート対象外みたいです。
Bitnami installers do not support Fedora 32, CentOS 8, RHEL 8 or any newer
version of those distributions
ここで諦めるわけにはいかないので類似したサービスのXAMPPにアクセスします。
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
先ほどと同じようにリンクアドレスをコピーしておきます。
インストール方法も先と同じです。
wget https://www.apachefriends.org/xampp-files/8.0.3/xampp-linux-x64-8.0.3-0-installer.run
sudo chmod a+x xampp-linux-x64-8.0.3-0-installer.run
sudo ./xampp-linux-x64-8.0.3-0-installer.run
sudo rm xampp-linux-x64-8.0.3-0-installer.run今度はうまくいきました。
ダウンロードした.runファイルはもういらないので削除しておきましょう。
では、起動してみましょう。エラーが発生しました。
sudo /opt/lampp/lampp startchcon: cannot access ‘/opt/lampp/lib/mysql/*.so’: No such file or directory
Starting XAMPP for Linux 8.0.3-0…
XAMPP: Starting Apache…fail.
httpd: Syntax error on line 522 of /opt/lampp/etc/httpd.conf: Syntax error on line 6 of /opt/lampp/etc/extra/httpd-xampp.conf: Cannot load modules/mod_perl.so into server: libnsl.so.1: cannot open shared object file: No such file or directory
公式サイトを見てみたらlibnslをインストールしなければならないみたいです。
インストールします。
sudo dnf install libnsl再度、起動してみます。今度はうまくいきました。
WebサーバーのApacheが起動しているはずなので、ブラウザに仮想マシンに割り当てられたパブリックIPアドレスを入力してみます。
XAMPPのページが表示されました。とくにOS自体にファイアーウォールの設定をすることはなく表示されましたが、Oracle Cloudではポート開放をしておく必要があります。
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