本日は投資信託において重要である組み入れ銘柄の検証をします。
データが個人でも比較的容易に取得できる国内株式の投資信託を検証します。
証券会社のランキングで人気のあるものを検証し、日経平均株価などに連動する投資信託ではありません。今回はひふみプラスの組み入れ銘柄を検証します。
それには目論見書をみる必要があります。
上位組み入れ銘柄がなにかを見ます。その後、これらの個別株の検証をします。6月時点の目論見書ですが1位が東証に上場していないドミノピザなので2位以降の個別株を検証します。
この組み入れ銘柄をエクセルに書き出し、PER、PBRなどを記載しました。
日経平均株価におおきく寄与する銘柄が2銘柄もあり、少し数字上は割高に見えます。
次に10月時点の目論見書の組み入れ銘柄を同様にして書き出します。
余談ではありますが8595のジャフコは私の保有銘柄と合致していました。
組み入れ銘柄がわかったので各銘柄の終値を取得します。期間は2020年1月からのデータです。
比較対象の日経平均株価のデータも取得します。ひふみプラスの基準価格も書き出します。
最初に肝心な基準価格と日経平均株価の比較を2020年1月はじめの値段を100としてグラフにしてみます。現時点でひふみプラスはおよそ120となり、日経平均の115より優れています。
この結果は基準価格との比較なので結果は正しいと思われます。
ただし、次の検証はその限りではありません。組み入れ銘柄上位の検証であることや、組み入れ比率の変更、新規採用、除外など、この期間にあるからです。
それは10月の上位組み入れ銘柄が違うことから明らかです。
今度は6月時点の組み入れ銘柄をそれぞれグラフにしてみます。
数値としてもまとめてみます。上位組み入れ銘柄のパフォーマンスは日経平均より劣っていました。さきほども言いましたがこの間にも、入れ替えがおこなわれているのでこの限りではありません。
同様にして10月に関しても検証します。
今回は6月と10月時点でしたが、これだけでもこのファンドがどの銘柄をいつ採用したのかが分かります。また、上昇過程で買ったのか、そうでないのかがわかります。
ファンドは結果を出さないといけないので上昇過程の高いところを買うと耳にしたことがありますが果たしてその真意とは。
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