wslの中の環境がくちゃくちゃになってしまったので削除して再度インストールします。インストールしなおしたとき、ユーザー名とパスワードを決定する画面が表示されることが目的です。
Windowsの「アプリと機能」からディストリビューションをアンインストールします。アプリの設定を削除しますが、ドキュメントは影響を受けないと書いてあります。

確かに削除されていました。次に、マイクロソフトストアからインストールします。

インストール完了後、WSLを立ち上げるとユーザー設定画面は表示されず、前のユーザー名のままで、インストールしたデータも残っているようです。
そこで、アプリの削除ができると表示されている「リセット」を試みます。


しかし、この場合もユーザー設定画面は表示されることなく、前の状態が残っています。
次は、コマンドを使用してWSLのディストリビューションを削除してみます。コマンドプロンプトやPowerShellを使うことで、より細かい操作が可能です。
まず、現在インストールされているWSLディストリビューションの一覧を表示します。以下のコマンドを入力してください。
wsl -l -v
このコマンドは、WSLにインストールされているすべてのディストリビューションとそのバージョンを一覧表示します。
このコマンドを実行すると、選択したディストリビューション(ここではUbuntu)のすべてのデータと設定が完全に削除され、初期化されます。これで、WSLを再インストールした際に、新しいユーザー設定が求められるようになります。
wsl --unregister ubuntu

登録解除と表示されたので、PowerShellをもう一度起動します。今度はユーザー名とパスワードを設定する画面が表示されました。

ユーザー設定を完全に削除できたので、次に新しいインストールをコマンドラインから試みました。
wsl --install

次のことがわかりました。
Windowsの「アプリと機能」からディストリビューションをアンインストールしても、実際のデータや設定はWSLの仮想環境内に保持されることがあります。
したがって、ディストリビューションを完全にリセットまたはアンインストールするには、wsl --unregister
を使用して指定したディストリビューションをアンインストールする必要があります。このコマンドを使用すると、WSLは指定したディストリビューションのすべてのデータと状態を削除し、そのディストリビューションを初期化します。