FFmpegが大型アップデート!インストール前に知っておきたい主な変更点まとめ
2025年8月、FFmpegに待望のメジャーアップデート(バージョン8.0 “Huffman” 相当)が登場しました。今回のアップデートは、単なる機能改善にとどまらず、AIの統合やパフォーマンスの飛躍的な向上など、FFmpegの可能性を大きく広げる革新的な内容が満載です。
インストール方法の前に、まずは今回のアップデートで「何がどう変わったのか」を分かりやすくご紹介します。
今回のアップデートの目玉:
- AIによる自動文字起こし機能を搭載
- 最新CPUで処理速度が最大20倍以上に高速化
- GPU活用機能が大幅に強化され、次世代コーデックにも対応
- 超低遅延ストリーミングが可能に
主な変更点の詳細
1. AIの統合とフィルター機能の革新 🗣️
今回のアップデートで最も注目すべきは、OpenAIの音声認識モデル「Whisper」が統合されたことです。これにより、FFmpeg単体で動画や音声ファイルから直接、高精度な文字起こしができるようになりました。
その他にも、GPU(CUDAやDirect3D 11)を活用して映像に余白を追加したり、リサイズしたりするフィルターが追加され、より高度で高速な映像処理が可能になっています。
2. パフォーマンスの飛躍的な向上 🚀
最新のIntelやAMDのCPUに搭載されている「AVX-512」命令セットに最適化されたことで、一部の処理が劇的に高速化しました。特に、インターレース解除(bwdifフィルター)では、従来の20倍以上という驚異的なスピードアップを達成しています。
また、マルチコアCPUの性能を最大限に引き出すマルチスレッド処理も強化され、動画変換にかかる時間全体が大幅に短縮されます。
3. ハードウェアと次世代コーデックへの対応強化 💻
GPUを使ったハードウェア支援機能がさらに強力になりました。
- 次世代コーデックへの対応: H.266とも呼ばれる「VVC」や、プロ向けの「Apple ProRes RAW」など、最新の映像コーデックのハードウェアデコードに対応しました。
- AMD GPUの新機能: AMD製のGPUで利用できる高品質アップスケーリング技術「FidelityFX Super Resolution (FSR)」をフィルターとして利用可能に。低解像度の映像を、GPUを使って高速かつ高画質に拡大できます。
- クロスプラットフォーム対応: Vulkan APIを利用した処理が強化され、WindowsやLinuxなどOSを問わず、様々なGPUで高速なエンコード・デコードの恩恵を受けられるようになりました。
4. 安定性の向上と未来への対応 ✨
内部構造も見直され、古いライブラリのサポートが終了し、セキュリティが強化されました。これにより、ユーザーはより安全で安定したFFmpegを利用できます。
また、WebRTC技術を用いた超低遅延ストリーミング(WHIPプロトコル)にも対応し、ライブ配信の分野でも活用の幅が広がっています。HDR映像や各種コンテナフォーマットの取り扱いも改善され、よりプロフェッショナルな現場のニーズにも応えられるようになりました。
これらの進化により、FFmpegはさらに強力で便利なマルチメディアツールへと進化しています。それでは、この最新版FFmpegのインストール方法を見ていきましょう。
改善点のポイント
- 読者の関心を引く導入: 専門的なビルド番号から始めるのではなく、「待望の大型アップデート」という言葉で読者の関心を引きつけ、箇条書きで変更点のメリットを先に提示しました。
- 情報の整理と強調: 最もインパクトのある「Whisper(AI文字起こし)」と「AVX-512(高速化)」を最初に紹介し、専門用語は補足的に説明することで、技術に詳しくない読者にもすごさが伝わるようにしました。
- カテゴリーの再編: 元の文章のカテゴリーを、よりユーザーのメリットが分かりやすい「AI」「パフォーマンス」「ハードウェア」といった切り口で再編しました。
- 平易な言葉遣い: 「デマルチプレクサー」や「ファジングテスト」といった専門的な用語を減らし、「動画変換にかかる時間」「より安全に」といった平易な表現に置き換えました。
- 絵文字の活用: 適度に絵文字を入れることで、文章のトーンを和らげ、視覚的な分かりやすさを加えました。
それではインストールにし進みましょう。
現状でバージョンを確認すると以下のスクショになっています。
ffmpeg -versionログを見ると exit code 0 で正常終了、バージョン番号も 2025-01-22 ビルドが出ています。つまりその日のナイトリービルドが入っています 👍

最新版FFmpegのインストール
ここでffmpegを自動でインストールするスクリプトを使用します。
クローンを作成したら、PowerShellを管理者権限で起動し、上記のGitHubの通りに進めるだけです。ただし、このスクリプトは初期値はWindowsの64bit版をインストールするので、32bit版やLinux版を使いたい場合は、目的に合ったスクリプトに書き換えましょう。
スクリプトを実行すると以下の表示がされました。
Preparing temporary extraction folder: C:\Users\minok\AppData\Local\Temp\temp_ffmpeg_extract
Extracting ZIP file…
Extraction completed.
Creating install folder: C:\Program Files\ffmpeg
Found a single subfolder. Moving its contents…
Files moved to: C:\Program Files\ffmpeg
Checking PATH for FFmpeg bin folder…
Get-Item: C:\youtube\autoffmpeg\install_ffmpeg.ps1:131
Line |
131 | $normalizedItem = (Get-Item $item).FullName.TrimEnd(“\”)
| ~~~~~~~~~~~~~~
| Cannot find path ‘C:\Program Files\Techno-Speech\VoiSona\reporter’ because it does not exist.
FFmpeg bin folder is already in PATH.
Cleaning up temporary files…
Temporary files removed.
=== FFmpeg installation completed successfully! ===
Please restart PowerShell or CMD to use ffmpeg.exe.
このログを見る限り、ffmpeg 自体のアップグレードは正常に完了しています。
エラーっぽく見えるのは PowerShell スクリプト中の Get-Item が存在しないパスを参照したために出た警告で、ffmpeg の動作には影響しません。
メッセージの内容
Cannot find path 'C:\Program Files\Techno-Speech\VoiSona\reporter' because it does not exist.install_ffmpeg.ps1の 131 行目あたりで PATH を整形するときに、環境変数に登録されているフォルダを一つずつGet-Itemで確認しています。- ところが、過去にインストールして削除したソフト(ここでは VoiSona の reporter)が PATH にまだ残っていて、実フォルダが無いのでエラーになっています。
対処方法
そのままでも良い場合
- ffmpeg は
C:\Program Files\ffmpeg\binに配置されており、PATH も設定済みなのでこのまま使えます。 - 単なる「存在しない PATH エントリ」の警告です。
きれいに直したい場合
- 環境変数の編集
- Windows 検索で「環境変数」と入力 → システム環境変数の編集 → 「環境変数」ボタンを開く。
- 「システム環境変数」または「ユーザー環境変数」の中にある
Pathを選択して編集。 C:\Program Files\Techno-Speech\VoiSona\reporterなど存在しないフォルダを削除。
- PowerShell の警告を抑止する方法(スクリプト改修)
Get-Itemを使う代わりにTest-Pathで存在確認してから処理するよう修正。例:if (Test-Path $item) { $normalizedItem = (Get-Item $item).FullName.TrimEnd("\") }
動作確認
環境変数を整えた後、PowerShell または CMD を再起動して以下を実行してみてください:
ffmpeg -version→ バージョン情報が表示されればインストール成功です。
👉 結論としては ffmpeg は正しく入っており、問題は古い PATH エントリです。
きれいにするなら PATH から不要なものを削除しておくと安心です。
先と同様にバージョンを確認すると以下のようになり成功していることがわかります。
ffmpeg version N-120833-gdb2af6fd42-20250825 Copyright (c) 2000-2025 the FFmpeg developers
built with gcc 15.1.0 (crosstool-NG 1.27.0.79_8f49ec5)
configuration: –prefix=/ffbuild/prefix –pkg-config-flags=–static –pkg-config=pkg-config –cross-prefix=x86_64-w64-mingw32- –arch=x86_64 –target-os=mingw32 –enable-gpl –enable-version3 –disable-debug –enable-shared –disable-static –disable-w32threads –enable-pthreads –enable-iconv –enable-zlib –enable-libfribidi –enable-gmp –enable-libxml2 –enable-lzma –enable-fontconfig –enable-libharfbuzz –enable-libfreetype –enable-libvorbis –enable-opencl –disable-libpulse –enable-libvmaf –disable-libxcb –disable-xlib –enable-vulkan –enable-libshaderc –enable-amf –enable-libaom –enable-libaribb24 –enable-avisynth –enable-chromaprint –enable-libdav1d –enable-libdavs2 –enable-libdvdread –enable-libdvdnav –disable-libfdk-aac –enable-ffnvcodec –enable-cuda-llvm –enable-frei0r –enable-libgme –enable-libkvazaar –enable-libaribcaption –enable-libass –enable-libbluray –enable-libjxl –enable-libmp3lame –enable-libopus –enable-libplacebo –enable-librist –enable-libssh –enable-libtheora –enable-libvpx –enable-libwebp –enable-libzmq –enable-lv2 –enable-libvpl –enable-openal –enable-liboapv –enable-libopencore-amrnb –enable-libopencore-amrwb –enable-libopenh264 –enable-libopenjpeg –enable-libopenmpt –enable-librav1e –enable-librubberband –enable-schannel –enable-sdl2 –enable-libsnappy –enable-libsoxr –enable-libsrt –enable-libsvtav1 –enable-libtwolame –enable-libuavs3d –disable-libdrm –enable-vaapi –enable-libvidstab –enable-libvvenc –enable-whisper –enable-libx264 –enable-libx265 –enable-libxavs2 –enable-libxvid –enable-libzimg –enable-libzvbi –extra-cflags=-DLIBTWOLAME_STATIC –extra-cxxflags= –extra-libs=-lgomp –extra-ldflags=-pthread –extra-ldexeflags= –cc=x86_64-w64-mingw32-gcc –cxx=x86_64-w64-mingw32-g++ –ar=x86_64-w64-mingw32-gcc-ar –ranlib=x86_64-w64-mingw32-gcc-ranlib –nm=x86_64-w64-mingw32-gcc-nm –extra-version=20250825
libavutil 60. 10.100 / 60. 10.100
libavcodec 62. 13.101 / 62. 13.101
libavformat 62. 4.101 / 62. 4.101
libavdevice 62. 2.100 / 62. 2.100
libavfilter 11. 5.100 / 11. 5.100
libswscale 9. 2.100 / 9. 2.100
libswresample 6. 2.100 / 6. 2.100
Exiting with exit code 0
完璧に 最新版 ffmpeg が導入できて動作確認も成功していますね。
ログを見ると exit code 0 で正常終了、バージョン番号も 2025-08-25 ビルドが出ています。つまり今日付けのナイトリービルド(超新しいやつ)が入っています 👍
今の状態
- ffmpeg は
C:\Program Files\ffmpeg\bin\ffmpeg.exeに配置済み - PATH も通っているのでどこからでも
ffmpegコマンドが呼べる ffplay,ffprobeなども同じフォルダに入っているはずです


