Ubuntuで「uv」を試してみた|Rust製の高速Pythonパッケージマネージャを実践導入

最近「uv」という名前を耳にすることが増えました。
これは、Rustで作られた超高速なPythonの新しいパッケージ管理ツール です。

いままでPythonで環境構築といえば「pipvenv を使う」のが定番でしたが、
uvを使えば、それらを統合したような快適な開発体験が得られます。

私自身、Ubuntuで実際にインストールしてみたところ、
「もうこれでいい」と思えるほどシンプルで速く、
今後の標準になっていく可能性を強く感じました。

Bingでuvについて検索していたら、先頭にAIによって作成された内容が出てきました。そこでこの結果を深堀します。

Ubuntuでの uv(Astral製パッケージマネージャ) のインストールについて、
3つの方法のうち、目的別におすすめを整理します👇

🥇 最もおすすめ:Method 3(Standalone Script)

curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh

✅ 理由

  • PythonもRustも不要(完全なバイナリ配布)
  • /usr/local/bin/uv に直接インストールされる
  • アップデートも簡単uv self update
  • UbuntuサーバーやDockerなど、軽量環境に最適
  • pip の競合が起きない(グローバル汚染なし)

💡 ヒント

# バージョン確認
uv --version

# bash/zshのパスを反映
source ~/.bashrc

🥈 開発用途・pip環境統合が必要な場合:Method 2(PyPI)

pip install uv

✅ 利点

  • すでにPython環境を使っているならシンプル
  • venvpipxと併用できる
  • pip install --upgrade uvで更新できる

⚠️ 注意

  • システムPythonを汚染しやすい
  • root環境ではsudo使用に注意(推奨は--user

🥉 Rust開発者・コントリビュータ向け:Method 1(GitHub Clone)

git clone https://github.com/astral-sh/uv.git
cd uv
pip install .

✅ 利点

  • ソースから直接最新を試せる(ブランチ切替も可能)
  • 貢献・デバッグ用途に向く

⚠️ 注意

  • cargopipなど開発環境が必要
  • 一般ユーザーにはオーバースペック

🔍 総評(Ubuntu向け)

用途推奨方法コマンド
サーバー/Docker環境Standalone Scriptcurl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh
Python開発者PyPIpip install uv
コントリビュート・検証GitHub Clonegit clone ...

もし StrapiやNext.js環境のUbuntuサーバー を構築中(=軽量化重視)なら、
間違いなく Method 3(Standalone Script) が最適です。

実際にUVをインストールしてみる

実際にMethod 3でインストールした結果です。

curl -LsSf https://astral.sh/uv/install.sh | sh
downloading uv 0.9.3 x86_64-unknown-linux-gnu
no checksums to verify
installing to /home/mamu/.local/bin
uv
uvx
everything’s installed!

To add $HOME/.local/bin to your PATH, either restart your shell or run:

source $HOME/.local/bin/env (sh, bash, zsh)
source $HOME/.local/bin/env.fish (fish)

表示されたログを見る限り、
インストールは100%成功 しています ✅

🔍 状況の確認

インストーラが指しているのは:

/home/mamu/.local/bin/

ここに

  • uv(本体)
  • uvx(高速仮想環境ランチャ)
    の2つが入っています。

✅ 次に行うべきこと(1回だけ)

🔹 source $HOME/.local/bin/env(一時的)

  • 今開いているシェルだけにPATHを反映します。
  • つまり「一度だけ反映」。
  • ターミナルを閉じると設定は消えます。
source $HOME/.local/bin/env

このコマンドを実行すると、すぐに uv --version が使えるようになります。

🔹 .bashrc または .zshrc に追記(永続的)

  • 毎回自動でPATHが通るようにする設定です。
  • 次回ログインや新しいシェル起動時にも反映されます。
echo 'source $HOME/.local/bin/env' >> ~/.bashrc

※zshを使っている場合は ~/.zshrc に追記

🔧 確認コマンド

uv --version

→ 例えば

uv 0.9.3

と出ればOKです。

💡 補足

インストール場所を確認したい場合:

which uv

パス設定が正しく反映されているか確認できます。

🔁 今後のアップデート

更新したいときはこれだけでOK:

uv self update

つまり結論:

🎉 Ubuntu上のuvインストールは完璧です。
あとはPATHを反映して uv --version が動けば準備完了!

💡 ベストプラクティス

まず手動で一時的に反映して確認:

source $HOME/.local/bin/env
uv --version

問題なければ .bashrc に追記して永続化。

もし bash を使っているか zsh を使っているか迷ったら
以下で確認できます👇

echo $SHELL

例:

  • /bin/bash.bashrc に追記
  • /bin/zsh.zshrc に追記

UVを使うプロジェクトにSerenaがあります。

Serenaのインストールと使い方:ChatGPT・Claude・Geminiと連携してPowerShellスクリプトを解析する方法 | 気まぐれブログ

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